
従来の医療では、認知症と気づかずに、初期の前頭葉の機能低下の
兆候を、単に年だから、物忘れだろう、あるいはよくある間違いだ、
などと見逃してしまい、みすみす回復不能の重度認知症、
大ボケにまで追い込んでしまいました。
アメリカのある研究グループが、3500人の対象者を40年にわたって
追跡調査した結果によりますと、社会生活において、悲観的な考え方や、性格が憂うつな人は、一般の人より認知症にかかる率が40%高いそうです。やはり何事もマイナス思考は悪いほうに行くんですね。
認知症は脳の病気です。20歳代をピークに脳細胞は1日に10万個程度
死滅すると言われています。年をとるともの忘れが多くなり、
名前が出てこないとか、何しにここへ来たんだろう、という現象が
出てきますが、これは脳の老化の一つで自然現象なのです。
もの忘れしていることに自分自身で気付いていますし、生活の支障
もありません。
しかし、病気による脳の萎縮や脳血管性障害で認知症になりますと、
体験や出来事の記憶のすべてを失ってしまいます。
忘れてしまったことさえ、忘れてしまうのです。
時間や場所、計算や常識などの認識が失くなってきます。
アルツハイマー型認知症は、脳の細胞が変性(性状、性質が変わる)
したり消失した結果、脳が縮んで認知症になるものです。
認知症も、他の疾患と同様に、早期に発見し早期に治療することが
肝心です。
